SSブログ

ビートルズ STEREO アナログ盤 『A HARD DAY’S NIGHT』  [THE BEATLES]

前回に引き続き『A Hard Days Nigh』STEREO盤の聴き比べをしてみた。
このアルバムの音質も基本的には前作の『with the beatles』と同様に
高音側に振られており、ベースは硬質でおとなし目である。ただ、違うのはVoが
センターから聴こえること。聴き比べは
英国2EMI⇒英国Y/B⇒リマスター⇒モービル⇒JP⇒USの順番で行った。
曲は『If I Fell』『Can't Buy Me Love』『When I Get Home
You Can't Do That 』。
先ずは2EMIから。音質については十分良い。ただ、サ行の音が耳に付くのが
残念である。これは、聴いているシステムにも関係があるかも知れない。
次にファーストプレス(?)を聴いてみた。2EMIとの差異はほとんど感じられないが
耳に付いたさ行は改善されている。ただ、『Can't Buy Me Love』は内周歪み
or盤の痛みで歪みが耳に付く。『When I Get Home』は個人的に好きな曲で
70年代のハードロックにも通じる重いサウンドがあり、何よりギターのバッキングが
良い(12弦?)。ジョンのVoにも力強さを感じる。
さて、リマスター盤であるが、『If I Fell』はオリジナル盤よりVoがオンマイクとなり
音像も広がり期待感が高まった。しかし、B面に変えた瞬間に高音に、具体的に言うと
シンバルに違和感を感じる。このアルバムの特徴であるきらびやかなシンバルの
響きがスポイルされている。悪くはないが、もうちょっとオリジナルに近づけてもらい
たかったものだ。『Can't Buy Me Love』の歪みはないが音質はこもり気味。
聴き比べた感想はやはりオリジナル盤に軍配が上がるが、内周歪み他のコンディション
の良い盤を探すとなると一苦労である。また、お値段も覚悟しておいた方が良い。
このアルバムのベストチョイスは2009リマスターCDかも。

DSCF3050.JPGza前回
DSCF3029.JPG2EMI(マト1/1)
DSCF3030.JPGY/B(マト1/1)
DSCF3036.JPG2012リマスター
DSCF3041.JPGモービル
DSCF3045.JPGJP
DSCF3048.JPGUS

システム
カートリジ:ORTFON SL-15
プレーヤー:MICRO BL-111
アーム:SAEC WE-407/23

DSCF3026.JPG


nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。