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DENON DL-103を聴いてみた [オーディオ]

昨年、大幅に値上がりしたDENONのMCカートリッジ。値上がりする前にに102と103
を買い込んでいた。現在使っている103は学生の時に使っていたものなので、もう20年
以上前のものだ。しかし、社会人になってしばらくはオーディオから遠ざかっていたので、
15年くらいは休眠していた。
今週末にやっと買い込んでいた103を聴いてみることにした。シェル、リード線も昨年から
買い込んでいたOrtofonのものだ。

しかし、DL-103は不思議なカートリッジだ。必ずまた聴きたくなる故郷みたいな存在だ。
このカートリッジだけ聴いていれば何の不満もない。しかし、他のチョット良いものを聴いて
しまうと、『103を聴くことはもうないだろう』と思いながら、半年に1回くらい聴いてみると
意外と良い音で鳴るのだ。しかも、リード線、使用するアームを変えると音色が変わるのが
面白い。これはどのカートリッジでも言えることであるのだが。
先ほど”故郷みたいなカートリッジ”と書いたが、故郷=FM放送なのである。
DL-103は放送局のご用達で、NHKから民放までこのカートリッジで全国またはローカル
で、音楽を配信していた。
つまり、小学生のころからエアーチェックしていた、私にとっては基本の音であるのだ。
自分自身を飾ることなく忠実にレコードに刻まれた音を拾い上げる良い仕事をしてくれる
のだ。食べ物に例えれば白米のような存在だ。生卵、ふりかけ、素、何でも行ける。

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左が今まで使用していた103。ルーペで針先を見てみたがまだまだ使用でできそう。DSCF3115.JPG

今回はSAECのアームに付けてみた。愛称はなかなかである。
しばらくは、これで聴いてみようと思う。
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MICRO BL-111Lベルト交換 [オーディオ]

愛機のBL-111Lであるが、糸ドライブ(ケブラー)でドライブしていた。
最近回転が安定しなくなり、テンション調整で何とかなっていたのであるが、調整代も
無くなってしまった。
交換用のケブラーも手元に無いためSFベルト仕様に変更してみることにした。
変更は簡単で、プーリーとベルトを交換すれば完了だ。
交換キットはMICRO純正のものを以前に購入済だ。
 交換後のインプレッションだが、糸ドライブと比べて音の立ち上がりがが良くJAZZ
、Rockを聴くのであればSFベルトの方が良いと思う。
但し、しっとりとしたVoや弦楽器を聴くのであれば糸ドライブの方に軍配が上がる。
正直ドライブ方式を変えるだけで、こんなに違いがあるとは思わなかった。
しばらくは、この仕様で楽しめそうだ。
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交換後のベルト。つまみを回してテンションを調整する。
約7secで所定の回転になるように調整。
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取り外されたケブラー糸とプーリー。
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ESOTERIC X-50W 不調 [オーディオ]

もう10年以上愛用しているCDプレーヤーが音飛びするようになった。
修理しようと思いティアックに問い合わせたところ、もう修理対象機種から外れている
ため修理は受付できないとのこと。生産終了から8年で補修部品の生産が終了する
ことから、音飛びの原因となっているピックアップの在庫が無いとのことである。
とは言えイソイソと引き下がることもできないため、ダメモトで良いので見てくれと
お願いしたところ、取りあえず見てくれることとなった。
また、プレーヤーの引き取りまでメーカーで手配していただき非常に好感が持てた。
プレーヤーを送ってから3日目にサービスの担当から連絡があり、ピックアップは
多少劣化しているが、まだ大丈夫とのこと。ピックアップのクリーニングとリニアス
ケーティングの清掃および注油を実施したとのこと。
また、作業後専用のCDで音飛びを確認したところ問題いとのことであった。
また、往復の輸送費と調整費は無料で良いと言われた。
このご時世、家電、車業界など保証期間を過ぎると必ず費用を要求されるが、
未だにこんな良心的なメーカーがあるとは、ある意味感動さえ覚えた。
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【X-50W概要】
P-0で実証されたノンフローティングVRDSメカニズム(VRDSの詳しい解説
VRDSメカニズムをさらに強固とする高剛性リジット筐体構造
新設計アルミ削り出しターンテーブルを採用
CDソフトごとに理想のフォーカス/トラッキング・サーボ量を検出し、オーディオファイルに
高い評価を得ているWBT社のRCA出力端子装備
ワディア社がVRDSメカニズムのために設計した差動バランスD/A回路搭載
オーディオ回路系に専用電源部を設けた「2トランス」構成
2004年6月11日生産終了
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今までCDはX-50Wオンリーで楽しんできていたのだが、今回の修理をきっかけに
もう一台CDプレーヤーを購入することとした。
候補はCECの製品。それは、ティアックが誇るVRDSメカと相反する思想である
ベルト駆動であるからだ。
10年くらい前に、CECのTL1Xと言うモデルがあり、これはCDの回転およびピックアップ
の駆動もベルトで行っていた。
千葉のオンケンで聴かせてもらったのだが、低音から高音まで抜けが良く非常にアナログ
プレーヤーに近い音が出ていて欲しいと思ったのだが値段を見て断念した。
それで、今回購入したTL3NはTL1Xと同じ仕様で値段は半分以下であった。
DSCF3082.JPG
TL3N-m-350.jpg
CDのセットはトレイが出てくるのではなく、手で窓をスライドさせないといけない。
また、ディスクの上にスタビライザーを置。いかにもアナログライクである。DSCF3084.JPG
TL3NはCDトランスポートであるため、D/Aコンバータが必要である。
吾輩が所有しているのは、新潟精密(エレプトーン)の製品である。
このコンバータはCDに記憶されている上限である20kHzをフルーエンシー理論で補正し
て約40kHzまで再生してくれる優れものである。このチップはラックスマンのCDプレーヤー
にも搭載された。
昨今はCD専用のプレーヤーも少なくなり、今後のメディアの動向に注目しているが、
最後はやはりアナログに落ち着きそうである。
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nsdp.jpg
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