SKULL WARS / THE PIRATES [Johnny Kidd & Pirates]
’78年にリリースされた、ザ・パイレーツのセカンドアルバム。
パイレーツはミック・グリーン率いる英国古典ロックバンド。トリオが奏でる
ビートは疾走感抜群で、グイグイと引き込まれて行きます。
さて、このアルバムはUKオリジナル盤とUS盤ではちょっと違いがあります。
何が違うかと言いますと?
まぁ、あせらずにまずはジャケからチェックして行くことにしましょう。
英盤はゲートフォールドで表面にも若干光沢処理されていて、手触りもツルツル
していて高級感があります。
デザインもファーストからのモチーフを踏襲していて、ドクロをジャケ一面アップ
してます。だだ、ヘルメットをかぶっていて、ちょっとリッチなドクロに。。。
これは恐らく管理人の推測いやそうだと確信してますが、’77年に映画公開
された『STAR WARS』の準主人公のダースベーダーのパクリだと思います。
それを言うとアルバムの題名からしてパクリですかね(笑)
以上からするとアメリカ進出のために、デザインされたジャケでかなりシャレが
きつい内容ですね。いかにもPUB ROCKアルバムらしい!
UK
続いて、US盤のジャケ。
デザインは同じですが、英国盤とは違い厚手のシングル仕様です。
表面の処理有りません。
US
さて、肝心の内容ですが、何と!英盤とUS盤では収録曲が違います。
英盤がLIVE4曲を含むのに対し、US盤は3曲。また、大きいところでは
A-2の『DR FEELGOOD』が落とされて、B-2に『SATURDAY NIGHT
SHOOT OUT』が収録されてます。曲順も微妙に変更されています。
これは、アメリカに進出するためにアレンジされたのでしょうが、どのような
イメージを与えたかったんでしょうか?プロデューサーのヴィック・メイルの
考えなのか?真相を知りたいところです。
UK曲順 US曲順
最後にレーベルです。
UK盤はデザインされた特殊レーベールですが、US盤は普通の味気ない
ワーナーレーベルです。
US盤は売られていた値段が安かったからでしょうか他のアーティストでも
特殊レーベルが使われることが少ないように思います。
THE PIRATES 『OUT OF THEIR SKULLS』 [Johnny Kidd & Pirates]
50年代末からブリティッシュ・ビートの基礎を作ったバンドの一つであるジョニー・キッド
&パイレーツ。しかしながら、ジョニー・キッドの死によって活動を休止してしまう。
70年代後半パブロックがロンドンで盛り上がを見せると、そのムーブメントを引っ張る
Dr.Feelgoodからの熱いラブコールにより、再びパブのステージに立つことになる。
彼らの魅力はやはりミック・グリーンのギターである。重量感あるカッテング奏法で
グイグイとバンドをうねらせるスタイルは圧巻で、ウィルコ・ジョンソンのマシンガン奏法
はミック・グリーンのそれが原点だ。
今日の記事にしているアルバムは復活第一弾アルバムでA面はLIVE-SAIDE、
B面はSTUDIO-SIDEという構成。プロデュースはバブロック界の名将ヴィック・メイル。
音質も良く、これが3人構成のバンドか?と思わせるほどの迫力がる。
Johnny Kidd & Pirates Shakin all Over [Johnny Kidd & Pirates]
Johnny Kidd & Pirates Shakin all Over