チューリップ 『もっと幸せに素直になれたら』 [チューリップ&財津和夫]
前回画像にアップするのを忘れていた2枚のアルバム。『Halo』と『New Tune』。
第二期チューリップの後期の作品だ。LASTは『I LIKE PARTY』。
『THE 10th ODYSSEY』から始まった”宇宙”を題材としたアルバム創りも、『Halo』
で完結した。次作の『New Tune』も宇宙を創造させるジャケットであるが、中身は激変
し財津節を存分に聴くことができる。
アルバムとしては前作のような統一感は無いが、、ひねった感が無く素直な曲が並ぶ。
その中でも、小生の琴線に触れる曲は『丘に吹く風』、『もっと幸せに素直になれたら』
チューリップを聴いていたのは高校くらいまでで、第二期チューリップが解散してからは
聴くことも少なくなった。彼らの大ヒット曲『心の旅』の影響を受けたわけではないが、
小生は高校卒業後に上京して忙しかったこともあり、音楽からはしばらくの間遠ざかって
いた。
それから30年近く経つのだが、今では音楽にどっぷりで理想?の生活である。
チューリップ『THE 10th ODYSSEY』 [チューリップ&財津和夫]
早速ではあるが、チューリップのギターリスト安部俊之さんが7/7に亡くなられた
ことが、9/9にビクターエンタテイメントから伝えられた。
その知らせを聞いて本当に驚いたのと64歳での死はあまりにも早すぎて残念です。
9/9はビートルズのMONO盤が発売されたため、記事に上げるまで時間がかかって
しまった。
私がチューリップを聴き始めたのは中学の時で、財津和夫さんのソロアルバム
「WAKE UP」がきっかけであった。
その時代はニューミュージックが流行り出した頃で、オフコース、井上陽水、松任谷由美
尾崎亜美、(海援隊)etcが全盛期を迎える頃であった。
その中でコンサートまで足を運んだのがチューリップ、井上陽水であった。
チューリップのアルバムを初めて買ったのは「THE LOVE MAP SHOP」でシングル
カットされた「さようなら道化者」がヒットしていた。TBSのザ・ベストテンにもランク・イン
していた?と記憶している。当然、バンドの出演は無かったのであるが。
ニューミュージック界の人たちはTV出演しないのがその時代の常であった。
そこで思い出したのが松山千春。TV最後の出演と名を売って出てきた時は、カッコ
良かった。「季節の中で」を生ギターで披露したのであった。
話を元に戻すと、チューリップのコンサートに初めて行ったのは、表題の『THE 10th
ODYSSEY』アルバムのツアーであった。
ニューミュージックと言うお洒落なジャンルでありながら、コンサートは財津さんが言うように
宴会ムードであった。そういう飾らない博多なまりのチューリップがとても好きであった。
特に、故人である安部俊幸さんのMCはとても面白く、宴会ムードを盛り上げてくれた。
中学、高校とチューリップのコンサートに足を運んだのだが、楽しみはコンサートだけでは
無く帰りに屋台で、おでん、ラーメンを食べて帰るのが楽しみであった。
『悲しきレイン・トレイン』 チューリップ [チューリップ&財津和夫]
今日はチューリップの『悲しきレイン・トレイン』1975年の作品。
9枚目のシングルです。
”レイン・トレイン”と韻を踏んだところが面白いですね。
ビートルズも韻を踏んだ手法を使いますが、例えば超名曲の『Yesterday』
の歌詞を良く見てみて下さい。
Yesterday
All my troubles seemed so far away
Now it looks as though they're here to stay
Oh I believe in yesterday
Suddenly
I'm not half the man I used to be
There's a shadow hanging over me
Oh yesterday came suddenly
Why she had to go, I don't know, she wouldn't say
I said something wrong, now I long for yesterday
Yesterday, love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh I believe in yesterday
そうです。語尾が”y”と”e”で終わっていて両者共には”イ”と発音のですね!
これは本当に見事です。ポールの天才ぶりが発揮された芸術的名曲です。
さて、本題の『悲しきレイン・トレイン』ですが、出だしがビートルズの『レイン』に
似ていると思うのは管理人だけでしょうか?恐らくこれは確信犯だと思います。
内容的には、あの大ヒット曲『心の旅』に似た感がありますが、売り上げの方は
期待したようには行かなかったみたいです。